言葉

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず。


不自由を常と思えば不足なし。心に望み起こらば、困窮したる時を思い出すべし。


堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。


勝事ばかり知って負けることを知らざれば害その身にいたる。


おのれを責めて人を責むるな。及ばざるは過ぎたるより勝れり。


人はただ身の程を知れ、草の葉の露も重きは落つるものかな。